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2013.12.23 Monday

SINGER 191U シンガー191Uのオーバーホール その2

作業を進めていたSINGER 191Uです。
上糸調整がほとんど効かないのと
針棒が上死点の手前にきたとき
必ずプーリーの回転が重くなる症状がありました。

もしかして… 
ギヤ… 山が何枚か飛んでいるのか?!…

あまり回し過ぎていま以上に状態が悪くならないように
ビクビクしながら裏側から上軸を覗いて見ますが、
特に異常は無いような…

今度はミシンを寝かせて下回りを
オドオドしながら下側を覗いて見ましたが、
特に問題はありません…

だってこのタイプはベベルギアが使われていないから…
さて、非常に困りました…

底を覗きながらプーリーをクルクル回してみます。
しばらく見ていると下軸の動きが何かヘンです。
僅かに遊びが多いような…
ということで原因が特定できました。

ネジがありません!
軸受けを固定している左側のネジが欠落しており
軸の左右への遊びが大きくなっために
特定の位置で接触が起こっていたようです。
結構、珍しい事ですが…


右側の軸止めを固定しているネジと同じ規格のものを探して…

軸受けの深さを調整して締め込みこむことで
100%この問題は解消しました。

次ぎに気になっていた上糸の調節器からなのですが…
やはり、分解してもダイヤルがバラバラになりません。

歪んで食い込んでいます… 完全に。

外してリングの部分の歪みを修正します。
アルミ素材なので慎重に調整をしました。
我ながら、かなりイイ線まで復元できたと思います。

あとはパーツごとのクリーニングですが
糸取りバネは腐食による劣化が著しく、
調節器内のスプリングは圧縮されていたため交換の必要がありそうですね。




釜周辺の調整及びクリーニング状態のご報告です。
 


 

足ふみミシンを修理をするなら

ブラザー黒崎


 

 
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コメント
初めまして。

いつも楽しく拝見させてもらっています。
私、50歳になる男なんですが、何故か急にミシンに目覚めてしまって、まだミシンを扱えないのに、オークションで安く出品されてるミシンを見ては、落札してしまっています(笑)

多分、亡き母がミシンを綺麗に使っていたのをおもいだして(多分、SINGERの15Uと思われます)買い漁っているのかな?なんて、勝手に自分で思っているのですが・・・笑。

そこで、質問があるのですが、修理のブログをいつも見てて思うのですが、とっても綺麗に修復されていますよね。
特に汚れた梨地の塗装面なんか新品時の状態か?と思われる位に綺麗にされています。

こういうのって、どんなケミカル用品を使っているのでしょうか?
ホームセンターなどで入手出来るものですか?
それともやはり、その筋の(?)特殊な用品なのでしょうか?

とっても気になっていたので質問させていただきました。

自分はバイクのレストアもやっているのですが、その落札したミシンを綺麗にして、いつの日か裁縫もしてみたいと思っています。

突然のコメントでご迷惑でしょうが、何卒宜しくお願い致します。
くらうまさま
コメント遅くなりました。スミマせん!!

クリーニングに関してのご質問ですが、
無塗装の金属部品が一番きれいになるのは…
何を隠そう、真鍮製のワイヤーブラシです。

とにかく、塗装部分とメッキ部分以外の金属ブランク部分は
ワイヤーブラシ(必ず真鍮製にしてください)が最強だと思います。
そこで問題になるのがブラシが入らないような細かい部分の処理なのですが、
とにかく分解して、パーツごとに分けてから磨きます。

私の場合はパーツの劣化やクラックの有無を確かめつつ作業するので
分解してパーツをクリーニングし、細部をチェックしてから
摩耗分のクリアランスを再調整して
組み付けるというのがワンセットになっています。

仕事なので普通にこなしていますが、
ミシンを分解することに不安や抵抗を持つと思いますので…
そんなときこそ、ご要望のケミカル用品の登場です。

●無塗装の金属部品の場合。
極度にスラッジの付いたものは分解して灯油に一晩ひたしておきます。
難点は匂いくらいでしょうか。あと、直接触ると肌が荒れますネ。

分解しにくい部分や分解に問題がある場合、組み付けが複雑な部分は
スプレー式の石油系溶剤で洗浄します。
ホームセンター等で販売しているパーツクリーナーなどで代用できます。
ただし、注意しないといけないことがあります。

かなり強い成分が入っているものがあり、
塗装部分やプラスチック部品などに付着すると変色することもあります。
また、ゴム製品に付着すると劣化が進みやすくなることがあるので
特に注意する必要があります。

●メッキ部品の場合。
基本として磨くと曇るので溶剤による付け置き洗浄で対応しています。
ココマジックでの付け置き洗いを主にしていますが、
原液を水で希釈するために長時間つけると腐食や酸化して
変色してしまうことがあります。
アクリーンという洗浄剤を使うこともあります。

●プラスチック部品や金属との接合品、ゴムの組み込まれたパーツの場合。
アクリーンを使用していますが、特に汚れのひどい場合はココマジックを使用し
歯ブラシで擦り洗いをします。
ここでも腐食や変色には注意しましょう。

●塗装部品の場合。
アクリーンを使用します。注意点は劣化のすすんだクリアコートの場合、
白く曇ることがあります。ビンテージの黒いミシンなどで使用するときは
必ず目立ちにくい部分でテストしてから使いましょう。
条件によってはコンパウンドで表面を薄く剥離することもありますが、
デカルや塗装がある部分は、それらを磨き落とさないように
慎重に作業して下さい。

という感じですがご参考になれば幸いです。
  • Hiro
  • 2014.07.19 Saturday 03:03
Hiroさん

とても丁寧なご返事、誠にありがとうございました。
非常に参考になりました。

私はと言うと、アホみたいにヤフオクでミシンを買い漁り、只今、SINGERミシンばかり7〜8台集まっております。(191U 2台、227U 2台、192U、モナミ384U、その他英国製の形式が解らない物などetc・・・)

どれもちゃんと直して使えるようにしたいです。

どこか、私の長年に渡っての趣味のオートバイに通ずるところがあり、どっぷりはまっています。
さらに、オートバイなんかよりもずっとずっとシビアで尚且つ調整が繊細で、まったく飽きが来ません。

Hiroさんのコメントを参考に一台、一台仕上げて復活させてあげたいと思っています。

いつか、私がお手上げしたミシンを、こちらから送る事があるやもしれません。
その時は、何卒宜しくお願い致します。

ただ、こちら北海道なので送料が高くつきそうですが(笑)

この度は本当にありがとうございました。
  • くらうま
  • 2014.07.19 Saturday 09:16
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