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2013.12.06 Friday

brother TA2-B622 Special3 ブラザー職業用ミシンのメンテナンス


ブラザー社のTA2-B622職業用ミシンです。
クラッチモーター仕様を仕立て直しのお仕事で使われていたとのことで
使い込まれた感がイイ雰囲気を醸し出しています。

オーバーホールでお預かりしましたが
クリーニングをメインに仕事を進めて行こうと思います。


最初に一言、クリーニングの注意点を!

塗装面もメッキ面も磨けば磨くほど細かい傷が付き
研磨されてしまうため塗料厚やメッキ厚が薄くなります。
保護膜を傷めると腐食や変色などパーツとしての寿命を
極端に縮めることになるので過度のクリーニングは厳禁です。

ということで、今回はメンテナンス風景より
各部ごとにクリーニング作業後の比較写真を載せていくことにします。

針棒も布押さえのシャフトも表面が酸化して濃いコゲ茶色になっています。
チョッと汚れていますが、まだ現役で使い込まれてドスッとしたイイ雰囲気があり
やり甲斐もありそうです!

作業を進めていて気が付いたのですが、
各パーツのカラーに結構違いがあります。

面板、下糸巻きカバー、プリーと、それぞれ色が違います。
筐体の色を基準に見てみると
面板はマットなネズミ色系がでていて乾いた感じです。
プーリーはそれより少し暗い感じでしょうか。
下糸巻きカバーは淡い紫系の色がでていて優しい甘い感じですね。


糸ガイドや糸調子部分は完全分解するので部品のチェックを兼ねて
すべてのパーツを磨きます。


すると… コレくらいキレイになります。

メッキに出たサビを落とすのは結構デリケートな作業なので、
通常は二段階に分けて進めていきます。
まずは、磨かずに溶剤を使って酸化したオイルや浮きサビ等を剥離させ、
それから錆を落とします。
浮きサビを落とさずに磨くとサビ自体が研磨剤のように表面を傷つけるからです。
コツは磨き過ぎないことで、擦れば擦るほどメッキ面が薄くなり
傷が入ることを常に考えながら作業します。


次はダイヤルとその下のプレートです。
材質はアルミニュームなので扱いは慎重にしないといけません。
アルミの表面は小傷が付くと白っぽく曇ってしまい、
表面にクリア塗料が塗装してある場合は剥げやすく
無理をすると表面のシルク印刷ごと剥離することがあるからです。


ネジの頭も磨きます。ついでに溝の中も磨いてピカピカにします。
ネジの溝の方向も外す前の向きに合わせました。


下糸巻き周辺には注油時にこぼれたオイルにホコリが混じり、
コビリ付いて光沢を失い乾いた感じがしています。
プーリーの色がネズミ色なのがハッキりわかりますね。



解りにくいかも知れませんが、
下糸巻きカバーの淡い紫系の色が解りますでしょうか。
糸押さえレバーもクリーニングしてきれいになりました。



ベッドとピラーの接合部にもオイルにホコリが付いています。


ピラー基部の傷は残りましたが汚れはほぼ落とすことができました。


針棒も布押さえのシャフトも磨いたので
ビカビカの新品… ちょっとオーバーですが本当にキレイになりました。

このB622はクラッチモーター仕様なので外掛けモーター用のブラケットは使用していません。
オイル回し用につける外掛けモーターをマウントするときは
ボディーやブラケットに傷を付けないよう、
フリースの生地を筐体とステーの間に
挟んで軽く仮止めしています。

お客さまからお預かりしたミシンは
細心の注意をはらい大切に扱わさせていただきます。




 
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