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2016.11.07 Monday

brother nouvelle450 ブラザー職業用ミシン ヌーベル450の異音 修理他その2

 

 

 

 

さて、前回の続きですが…

 

下糸巻き組の交換です。

糸巻き量による自動停止機構は

シヤッター式なので慎重に作業します。

 

ボビンに対して8割程度に押さえて

停止位置をセッティングします。

 

 

さて、今回の最大の難関?!

縫製時の“カチカチ”という異音の原因究明に

取り掛かりましょう。

 

自動糸切装置の電磁石に接続された

パーツのクリアランス不良により

接触して音が出ているのが原因のようです。

 

多少の隙間くらいなら…

粘度の高いグリスを塗布したら

もしかして音が治まるかな?

 

…無理でした。

 

やはり、一度取り外して

クリアランスを調整しつつ

取り付け直すしかないですね〜

 

ハイ、異音は解消しました。

 

これでベッド下の作業は終わりです。

 

お客さまとのメールのやりとりの中で

“サビ” が気になる… とのお話し、

それも含めてクリーニングは慎重にします。

 

 

外装も含めて色ヤケしているパーツや

サビがある部品は全て新品を

取り寄せました。

 

と、いうことで今回は気になるところを

ぜ〜ぶ交換します。

 

新品と比べると

結構、色ヤケしていますね〜

 

写真では判りにくいですが、

意外と変色しています。

 

針板のはね板にあるサビも… 

新品に交換しましょう。

 

かなりキレイになってきました。

 

一通り整備が終わりました。

動作確認に入りましょう。

 

針板の下と送り歯周辺の

整備も完了!

 

試し縫いもKO〜!

糸切りも完璧です。

 

ハイ、作業終了です。

 

運良く先日納品したヌーベル270の
空き箱が有ったのでキチンと梱包することができ、
安心して送り出すことができました。

チャン・チャン…

 

ところで…

よくよく考えてみると…

 

今回のお客さまとはメールでやりとりするだけで
一回も電話でお話ししなかったナぁ…

 

このブログを見て
メールをしてみたとのことでしたが。
それけ信用して頂いているということかな…

 

それでもスムーズに完了できたので…
良しとするか!

 

何か有りましたら
気軽にご相談くださ〜い。

 

( ´ ▽ ` )ノ

 

 

 

 

職業用ミシンを修理するなら

 

 

 

 

 

2016.11.02 Wednesday

brother nouvelle450 ブラザー職業用ミシン ヌーベル450の異音 修理他その1

 

 

 

突然ですが、下記は今回の修理内容で、

作業完了後にお客さまに報告した文面です。

 

分解調整整備/各部分解による注油及びグリスアップ・調整組付け作業
上糸調子器分解組付け調整/糸取りバネ・シリコンクッション他交換
釜部分/の研磨作業
自動糸切り機構/始動用電磁石の取付けクリアランス調整
下糸巻/下糸巻器組交換、自動停止調整・下糸巻きゴム入替え
ハンドル・針板・布厚調節ツマミの新品交換
本体外装のクリーニング及びタッチアップペイント、キズ落とし
フレドメ取付け 他の作業

 

以下は、お客さまに追記でお送りしたメールの文章です。

 

※縫製時の“カチカチ”という

異音は自動糸切装置の安全機構が
クリアランス(取り付けの隙間)不良により

接触を起こしていたためと判明、

取り付け調整により解消しています。
布押さえを上げてプーリーを

手で回して頂くと音がしなくなっているので
整備が完了しているのをご確認できます。
現在、縫製中に鳴る音は

釜止めを糸が通過するときに鳴る音なので
正常です。ご安心してお使い下さい。

 

ということで

今回のご依頼は長崎県の佐世保市から

お送り頂いたの職業用ミシン ヌーベル450です。

 

下糸巻きがまったく動かず、

縫製時に鳴る“カチャカチャ”という音と
上糸調子器周辺のサビ気になるとのことで
ご相談のメールを頂きました。

 

アフターメンテ等の問題もあるので
お近くにミシン屋さんはないですか? と、尋ねたら…
キチンと相談にのってくれそうな

お店が無いとのこと…

 

どこのミシン屋さんに

相談したのかは判りませんが…

今どきはすぐに買替えを勧められるから
チョピリ不安になったのでしょうか?

 

と、いうことでミシンをお預かりして

問題の有りそうな所を見つけ出して
見積りを出して見ましょうか… とのことになりました。

 

お送り頂き、拝見して症状を確認して

異音等、内部機関に問題があり

サビが気になるとのことをふまえて

どうせなのでオーバーホールを…

ということになりました。

 

と、いうことで早速ですが

必要なパーツの手配なのですが…

 

パーツの名称の確認と
オーダーする為に使用する強い見方です。
brother社と直接契約を結んでいる法人のみが
公式サイトで閲覧できる
brother製職業用ミシンのパーツリファレンスです。

 

ここで問題が勃発…

下糸巻き組はメーカーで欠品しており
次回の入荷が2ヶ月以上先になるとのこと…

ヤバシ…

 

急遽、在庫の下糸巻き組で

対応することにしました。

 

新品の部品が届くまでに

できる作業は進めておきます。

 

外装のクリーニングと各部の点検、

動作確認です。

 

 

上軸回りは問題が無さそうなので

ついでに糸調子器を見てみましょう。

 

分解清掃と併せて部品を一つひとつ確認して

交換が必要なものを選んでいきます。
 

糸調子バネの緩衝用ゴムの

劣化が進んで変色して切れているので

耐久性と衝撃吸収力の高いシリコン製に

交換しておきます。

 

 

糸取りバネは、まだまだ使用可能でしたが

酷使される部分なのでこの際、

新品に交換しましょう。

 

個別にクリーニングしたパーツ達を

調整しつつ組付けていきます。

でも、何だか気になる所がある…

 

わずかにキズが入っている…

 

爪楊枝の先にチョッピりシリコン塗料を付けて

タッチアップしておきましょう。

 

ほら、乾けばほんとど判らなくなります。

残りは部品が届いてからの作業としましょう。

 

さて、お次ぎは釜周りです。

 

チョッとサビていますね〜

※ピンボケ写真ですまません…

今回は徹底的にキレイにしましょう。

 

 

 

はい、キレイになりました。

 

 

続きは次回のお楽しみで〜す

 

 

 

職業用ミシンを修理するなら

 

 


 

2016.10.30 Sunday

ホトンド趣味? 場合によってはココまでやります! brother nouvelle250 ブラザー職業用ミシン ヌーベル250 の修理 その3

 

 

 

さて、今回のメイン作業となる

上面カバーの欠損部分をどうするか?なのですが、
残念ながら、こちらの部品も純正パーツは

供給が終了しています。

問題は上面カバーが割れている部分なのですが、
三ッ穴第一テンションの軸が保持できないほど
取り付け部分が欠落しています。

 


三ッ穴第一テンションを固定するためにも
充分な強度を持たせた修復が必要です。

 

と、いうことで車の板金修理のように
パテ埋めする方法をチョイスしました。

 

まずは、三ッ穴第一テンションの軸を

固定するための軸受けから作製します。

 

三ッ穴第一テンションの軸は

下側がフラットになっているために
分割して回転させなら挿入口を形成していかなと
抜けなくなるために二分割で
作り込むことにしました。

 

外側は後で整形するためにパテを

モリッと盛ったので完全に硬化する前に

あらかた余分な部分を削っておくことにします。

 

ガリガリ削って… こんな感じかな…

 

まず、まずの完成度ですね〜

ここから更に細かく削って

微妙にカタチを整えていきます。

 

デリケートな作業になるので

素材の強度が必要となるために

完全硬化するのを待ちます。

パテが充分に硬化したら

水研ぎしてキレイにならして、
下側の縁にある微妙な段差も

削り込んで、ハイ完璧。

 

本体に乗せてフィッティングも確認してイイ感じ。
コレで塗装の下地は完了!です。
次の行程は下地塗装に入りましょ〜う。

 

相変わらず、貧乏なので
塗装ブースがありません。

 

当然、青空塗装なので…

風が止むのを待って

ササッとサフェーサーを塗ります。

三度ほど塗り重ねて塗膜の厚みが

充分になったら…

 

水研ぎしてキレイに段差がないように

仕上げて表面塗装前の下塗りは完了です。

 

続いて本チャンの表面塗装なのですが、

天候が悪くなってきたので慌ててしまい

急いで塗り過ぎたので微妙にブリスターが

できてしまったようです…

 

塗膜の完全硬化を待って、

再度表面を削って

修正してから塗装すれば…
ほら、この通り強度もバッチリで

ほとんど完璧かな?

 

試しに本体へ乗っけてみて…

 

あぁ、美しい!

三ッ穴第一テンションを取付けてみて…  

 

かなり、美しい!

各部を再度点検して試し縫いしてみて…

 

何より、美しい!!

 

と、いうことで今回の修理も無事に
完了することができました!!

 

おばあちゃんの喜ぶ顔が目に浮かびます。

チャン・チャン!!

 

 

 

 

ミシン修理のご相談なら

 

 


 

 

2016.10.29 Saturday

ホトンド趣味? 場合によってはココまでやります! brother nouvelle250 ブラザー職業用ミシン ヌーベル250 の修理 その2

 

 


と、いうことで割れたプーリーの状態を

検討した上で、再使用することに決めました。
特殊な素材を使って修理をして、

センターがズレないように慎重に組付けました。

 


と、いうことで、かなりの補強を入れたので、

新品より強度があると思います。
今後、通常の使用なら軸受けが割れて

外れることは恐らくないかな〜と、思います。

 

サイドカバーの内側にカーボンが
静電気の為にかなり付着しています。
結構、使用頻度が高かったようですね〜

糸掛けを外して丸洗いしよっかな〜

 

ここにも問題が…

ズバリ!  オイルの注し過ぎです…

底板ケースに貼ってある防音シートが
過剰に差されたミシンオイルのせいで

ベトベト・ブヨブヨになっています。

 

指で押すとこの通り…

酸化して黒く変色したオイルが
ニジミでてきます。

 

釜にも糸がグルグル巻きになっています。
送り歯と釜周りの点検が終了したところです。

 

 

糸取りバネの接触緩和用シリコンも欠落していので
新品を組み込みました。

 

針棒、押さえ関係、上糸調整器、
上軸回り、プーリー、返し縫い機構と
順調に整備が進んでいきます。

 

新品のコントローラーも到着で〜す。

 

面板側の上面プレート固定用ネジ穴の底が
抜けていたのでココも修理しておきましょう。

 

これじゃぁ、ネジを締め込んでも

固定することができません。

ネジ四本で固定している内の1本なので

修理する必要があります。

 

パーツの部分移植で対応することにしました。

部品取りのロックミシンで手頃なものがあったので
ここからパーツを削り出すことにしましょう。

 

このパーツを使って抜けてしまった

ネジ止めの底を再建します。

 

ほらできた!  深さを調整するのが

チョイと難しいのですが、
慣れれば一発で決めることができます。

 

ということで、他のミシン修理も詰まっているので
ココからはチョッピリ巻いて行きましょう!

 

 

さてさて、最終回のフィナーレに向けて

悩ましくて難しい、だけど楽しい? ミシンの修理!
今回も無事に完了となりますでしょうか!?
乞うご期待!!

 

 

 

 

壊れたミシンを修理するなら

 

 


 

 

2016.06.27 Monday

brother TZ1-B651 ブラザー職業用ジグザグミシン TZ1-B651 静岡へ出荷の下巻

 

 

 

前回の続きでブラザー職業用ジグザグミシン

TZ1-B651の話しで〜す。

 

いきなりですが…

チョイと汚いなぁ。

 

ベッド下はかなりのヨゴレと

ホコリですねぇ…

 

自分で言うのも何なのですが、

ナゼか、送り歯と針板と布押さえが
付いていませんでした…
まぁ、外す手間が省けたので良しとしましょう!

 

 

お客さまのご要望で
6mmが振れるようにとのこと
送り歯と針板の振り幅設定が
0mm、5mm、12mmの3種類なので
迷わず12mmを組むことにしました。

 

新品! 12mmの送り歯です。

 

新品! 12mmの針板です。

 

新品! 12mmの布押さえを付けて
針落ち右はOKです。

 

針落ち左もバッチリです。

 

面板内もホラ、ビカビカ!

 

お客さまのご要望で
ミシンモーターを付けることになりました。
下糸巻きが内蔵タイプなので
ダブルプーリーのものは必要ないのですが
中古で程度の良いものがこれしかなかったので…

 

16番の針に30番の糸で試し縫いです。
帆布の一重、二重で縫ってみましょう。

 

表面…

 

裏面…

 

う〜ん、よいかも〜

 

ハ〜イ、完了!! 送り出すぞ〜

 

 

 

TZ1-B651を修理するなら


 

2016.06.25 Saturday

brother TZ1-B651 ブラザー職業用ジグザグミシン TZ1-B651 静岡へ出荷の上巻

 

 

 


ある日、男性のお客さまより

電話でのご注文を受けた内容です。

 

明らかに九州方面ではなと思われ

かつ、聞き取りやすい話し方で、

“ヨットに使うカバーを縫ったり

帆の補強などをしたいのですが…”とのお話し。


んで、“ブラザーのTZ1-B652は

在庫がありますか? “とのこと。

 

鋳鉄製職業用のジグザグミシンとは

なかなかお目が高い…

しかも最終型のTZ1-B652ですか。

人気なので… なかなか入手は… 厳しいかな… と、

私の心の声。

 

“申し訳ございません。在庫はありませんし、

稀にしか市場にでないミシンなので
予約対象外なのですが” と、ぶっちゃけて…

 

“一つ前の機種なら在庫していますが…
TZ1-B651なら2台有りますけど”… と、伝えると
“古くても縫えれば問題ないのでそれをください”とのこと。

 

一度、見てみますか? と、言うと…
当方、静岡なもので… のこと。

 

う〜ん、随分と遠いナァ。

とは言え、即断・即決ですか…

中々、潔いご注文ありがとうございます。

 

ということで、このTZ1-B651…

随分、店舗に置いてあったので
動くかどうかチョイと不安でしたが…
何とかイケそうだったので、内心ホッとしました。

 

とにかく、オーバーホールに取り掛かりましょう。

 

TZ1-B651は特にパーツが多いので

何かと手が掛かります。

 

多分、鋳鉄製の職業用ミシンの中で

部品点数はナンバーワンだと思います。

しかもカッチョいいー!

撮影しても絵になり具合が

抜群じゃないでしょうか?

 

パーツの程度が良いので

フェルトが美しいままで残っていますね。

 

ここがTZ1-B651の心臓部とも言える部分です。

フェルトが挿んであるところもミソです!

えっ、ココが? っと思われるかも知れませんが

他のミシンには無い機構が組み込まれています。

 

このB651を語るなら、

やはりココに尽きると思います。

上限・下限を決めやすく中間調整もラクな構造と

調節しやすい大型のツマミで

しかも脱落防止付きダブルナット構造など…

ス・ゴ・イ〜

 

一見、総合送りの上糸調子器のようですが、

より複雑というか、バネ圧を掛けるだけでなく

上軸の回転に合わせて糸調子皿が開閉します。

まぁ、一見の価値があるくらい、

かなりメカニカルな動きをします。

 

上糸のテンションを均一にして、

より糸流れをスムーズにするために
上軸と連動したカムが、
このサブテンションというか…
第二テンションの糸調子皿を開閉させるのです。
※この機構は後継となるTZ1-B652には搭載されておりません。複雑すぎてパーツ代や組み立て費用、メンテナンスなどの問題があったのでしょうかね〜

 

ホンの数ミリの動きですが…

思わず見入ってしまうほど洗練された動き… です。

 

多分、そう思っているのは僕一人かな…
だって、誰も書いてないから…
誰かが書かないとホントに忘れられる…

 

 

まぁ、どうでもよい話しなのですが、
僕はこういう無理矢理に忘れられた技術や
コスト削減に埋もれていった部分に
とても魅力を感じます…
おっさんなので。

 

静岡へ出荷の下巻へと続く…

 

乞うご期待!!

 

 

 

 

TZ1-B652を修理するなら


 

2016.06.12 Sunday

JUKI TL-82 JUKI職業用ミシンTL-82 糸取りバネ交換、下糸巻き不良他 後編の巻き




と、いうことで前回の
JUKIのTL-82のお話しの続きです。


このモーター周りですが、
黒い粉の吹き具合がナニか… 気になりますね。
下糸巻きゴムの削れカスがVベルトに乗って
飛び散ったように見えなくはないケド…
試しに指で触るとミョーに黒くてきめが細かい…

どう考えてもモーターのカーボンが
混じっているっぽいなぁ〜
とは言え、状況確認のためのお電話をしたときには
最近交換したようなお話しを聞いたような…
ま〜ぁ、いっか。

優先順位として糸取りバネの作業に
取り掛かりましょう。

ポッキリ折れています。


右は折れた糸取りバネ、左は新品です。
さて、あっ! と、言う間に
バラバラです。

新品の方のバネが少しコイルが長いかな〜。


上糸調子器の取り付けの奥から、
何か…
こんな所に折れたバネのワイヤーが…


バネは新品に交換です。
スイング部分のセンターが出るように
少しカスタムしましたが、大した作業ではありません。

ゴシゴシ磨いて、キレイにした後、
パパッと組付けました。


ほら、この通り。しかもピカピカ!


針棒と布押さえ、そのシャフトです。


軽く研磨する程度で
かなりキレイになりました。


次は釜周りです。
そこそこキレイですね。


まぁ、溶剤で流して軽くクリーニングした後、
注油で作業終了です。

ということで…

黒い粉が気になって仕方がないので
モーターを外してチェックすることに。


カーボンを見てみると…


接触面がガタガタになっています。
偏摩耗と言うか、変な段が付いてますネ…


こちらが正常な磨耗状態です。
回転子の外周に沿って削れるので
キレイなRが形成されていますネ
美しい…。

削れ具合がチョッと異常ですが…
モーター内の回転子にかなりのキズが付いているのか…
もしかしたら製造段階での組付けに問題があったのか…

カーボンの取り付け方向を再度確認して、
組み込み、モーターを回してみると…
カーボンの接触面積は充分なようで、
モーター自体は正常に回転・機能してます。

回転子のキズであれば少しカーボンの粉が出て
カーボンの寿命も短いかもしれませんが
モーターはまだまだ使えると思います。

とりあえず電話でオーナーさまに
現状を中間報告して判断を仰ぐと
このまま壊れるまで使いたいのですけど… とのこと。

買い替えると結構、高額なので
賢明な判断だと思いま〜す。

ついでに。ベルトの交換も
お願いしますとのことでVベルトが同梱されていたので
ご要望に応じて交換します。


あとは、内部機関のオーバーホールです。

チョイと磨けば…


面板内の針棒と布押さえも
この通りピカピカ。



下回りもピカピカで、ほとんど出荷状態です。
(元々キレイでしたが…)



グリスケース付近のクリーニング後ですが、
ほんとにキレイなミシンです。
(元々キレイでしたが…)



初期性能に限りなく近づき、そして美しくなりました。
機関部は元々、かなりキレイな状態でしたが…

なんだかんだで今回も無事、完了です。
チャン、チャン!





 
職業用ミシンを修理するなら




 
2016.06.11 Saturday

JUKI TL-82 JUKI職業用ミシンTL-82 糸取りバネ交換、下糸巻き不良他 前編の巻き




佐賀県から送られてきた
JUKIの鋳鉄製職業用ミシン TL-82です。


JUKI社の鋳鉄製職業用ミシンとしては
TL-82が最終モデルとなります。

ヘッドのみで送られてきました。


この82… とてもキレイなミシンです。


が…、全体的な程度の良さや美しさに相反して
ベッドの焼け具合というか、ゴリゴリ使い込んだであろう、
ペイントの磨耗具合がベリ―! ベリ―!! スバラシイ…


糸取りバネが折れたとのことで、
相当に使い込んでるハズなのに外装の程度は良好です。
そこを見るだけで、とても大切に使われてきたということが
ヒシヒシと伝わってきます。
県外のショップに整備を依頼すること自体に
この82に対するオーナーさまの
思い入れを感じますね。


キレイなボディーなのですが…
チョイと、気になるのが、
この“JUKI”のロゴに入った2本のキズ…

作業を進めている間も…
チラチラと視界に入るので、
気になって、気になって、
あぁ… 気になって… 眠れない。


日中は仕事でテンパっているので
夜中に時間をつくって
LEDの付きの拡大鏡を使って
キズとにらめっこしながら補修しました。


フフフッ、
少しはキレイになったでしょうか…


次に、下糸巻きの動作不良と
オートリリースのタイミングのズレですが…


下糸巻きのゴムが加水分解して弾力を失い
プーリーとの摩擦で磨耗して痩せています。


下糸巻きの軸が回転するための
充分な摩擦抵抗を得られないために
空回りして下糸が巻けない状態です。


しかも、削れて飛び散った
下糸巻きゴムの微細な破片が…

美しくない…


溶剤で洗い流して、注油して
新品の下糸巻きゴムを装着すれば、はいOK。



内側もキレイにクリーニングしてピカピカ…
美しい状態に戻しました。


あとは巻き終わりのオートリリースの微調整をすれば
下糸巻き周辺は作業終了となります。

と、いうことで今日はココまで、
あとは後編に続きます。



 
職業用ミシンを修理するなら




 
2016.02.27 Saturday

JANOME COSTURA 767DB 返し縫い不良、電源コードと三ツ穴付き第一テンションの交換の巻き




コスチューラ 767DB…
職業用の中でも異色のミシンなのですが、
パープルのワンポイントが異彩を放っています。


その実力も国内のメーカー職業用ミシンの中で
最強だと思います。と、言っても
マシンパーワーの話しですが…

チョッと待って! 
シンガーの職業用やベビーロックのエクシムも
スペックは同じゃん!! と、ツっこみを入れた人!
あなたは通ですね。

基本のスペックは同じなのです。
ナゼならベースとなる本体を
ジャノメが供給しているからです。
まぁ、OEMというやつですネ。

話しが脱線したので
マシンパーワーの話し戻しますが…

最強の所以をザックり説明すると
根本的に下糸巻きの構造が他社とは違い
下糸巻き専用のモーターを搭載しているので
上下シャフトを駆動するメインモーターに抵抗が掛からず
高速・高出力の伝達を可能にした… てなとこでしょうか。
あと、下軸の軸受けにベアリングを入れたのも
性能の向上にかなり貢献していますね。
※コストアップにも貢献していますが…


今回の整備は返し縫いの固着と
サブテンション付き三ツ穴テンションの破損、
電源コードが断線しているとのことです。

返し縫いの固着は分解整備時に解除することにして…


サブテンション付き三ツ穴テンションですが
テンション用のスプリングがビヨ〜ン…


ジャノメさんはプリテンションと呼んでいるようです。
とりあえず2個オーダーしました。


サブテンション付き三ツ穴テンションでは
名称が長過ぎますよね。
新品を装着しました。


電源コードも新品の在庫でOKです。

そう言えばオフレコなのですが
ジャノメ社から倍釜の職業用ミシンが…
発売される予定とか…
予定だから言ってもいいっかな?

多分、倍釜ではなく
1.6倍釜のような気がするのですが…
それにしてもやる気マンマンで
画期的ですよね。

でも、また重くなるのかなぁ〜
 





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ブラザー黒崎


 
 
 
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2016.01.29 Friday

brother TZ1-B652 ブラザー職業用ジグザグミシン TZ1-B652の仕様変更




久しぶりに面白いミシンの依頼が舞い込んできました。
イノヴィスLAを購入して頂いたお客さまからのご相談なのですが、
実はブラザーのTZ1-B652をお持ちとのこと。


 
ほっほ〜 マニアックな… ミシンです〜ね。
しかし、購入した時点で残念ながら
直線用仕様になっていたようです。なんでかな…

レザークラフトでどうしても
ジグザグ機能を使いたいけど… と、いうことらしいです。
まあ、現状の仕様ではジグザグは使えないですね。
あぁ… ジ〜グザ〜グが・し・た・い〜 としきりに言っているので
ご希望をかなえることに。


今回の取り替え部品です。


デカっ!送り歯です。グイグイ送ります。
これも手に入りにくいパーツです。


うちのデッドストックです。
チョッと寂しいです。


全幅22mmの超巨大布押さえです。
ゴツいですよね〜


TZ1-B652は通常の職業用とは
釜の配置と動力伝達構造が全く違います。


ちょっとイタズラです。
送り歯は12mmの振り幅用で布押さえは直線用で組んでます。
送り歯が左右からはみ出ていますね〜


12mmの振り幅用布押さえと直線用…
この違いです。


直線用の送り歯の面積は、12mmの振り幅用の
真ん中二列分の幅もありませんね〜
送り歯の面積は6倍程でしょうか。やっぱ最強でしょう。


ちなみにこのレバーで振り幅をコントロールします。


左にズシン!


右にズシン!!


と、いうことで調整完了です。


そしてこのTZ1-B652は12mmの振り幅という
本来のポテンシャルを無事に取り戻し
最強の職業用ミシンとして生まれ変わったのでした。
チャン、チャン!!








北九州で職業用ミシンを修理するなら

ブラザー黒崎


 

 
 
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