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2017.10.31 Tuesday

brother BC-6000 ブラザー BC-6000の送り歯調整、下糸巻き修理、ハンドルリコール

 

 

ブラザー社のBC-6000を

色々な問題があるとのことで

修理のためにお預かりしました。

 

下糸巻きの動きが変で
ゆっくりカクカク回るので

下糸が上手く巻けないとのこと。

 


クイックカッターを外してみると…
やっぱり… 軸に糸端を巻込んでました。

まぁ、チャチャっと外して
下糸巻き不良はハイ、終わり。

 

ハンドルリコールもあったので
対策品との交換は

最後に行うことに。

 

 
問題なのは前進と後進で
縫い目の長さが違うとの

ご相談の方かな〜

 

送り歯に関係していると思うので
全面パネルを外して送り機構自体を
ジックり穴の空かない程度に

観察することに。

 

どうせ全面パネルを外したので
針棒クランク周りと上軸、

上糸調整機構と糸流れもチェック。

仕上にさりげなく注油して

おきましょう。

 

釜周りはそれなりに
汚れていますね〜

 

送り歯の移動距離…
つまり縫い目の長さを
このステッピングモーターで
白い半月上のプラスチックギヤを介して
コントロールしているのですが、
ここがズレると送り自体の
動きが変わってしまいます。

 

マニュアルに沿って

位置合わせを行って

動作確認をしてOKです。

 

ついでのハンドルリコールも
最後の組み立て時に交換作業して

一通り作業の完了です。

 


今回も無事に終了です。

 

 

 

 

 

ブラザーミシンの修理なら
ミシン修理センター

 

 

 

 

 

 

2017.10.27 Friday

JUKI HZL-7500 The misin JUKI HZL-7500 ザ・ミシンのスピードスライドスイッチ交換

 

 

 

 

スピードが速くならない…  とのことで
お客さまよりJUKIのHZL-7500を
お預かりして、足掛け四年…

 


ホコリ避けのビニール袋にも
薄らと時間の澱が積もっています。

 

修理するのか…
買い替えるのか…
それが問題だ… と、いうこと…

 

なのですが、
まぁ、いろいろ。

 

時折、連絡をしていたのですが
あまり頻繁にするのも催促しているようで
如何なものか、と…  思っていると。

 

「随分、お待たせしましたけど
まだ、ミシンは在りますか?
やっぱり修理でお願いしたのですけど」

とのこと。

 

『勿論、お預かりしておりますョ
了解です。修理に取り掛かりましょう』

 

と、云うことで…
はて、どんな修理依頼だったかな?

 


微妙に記憶があやふやなので
お預かり時に記入した伝票を見てみると
“スピードスライドスイッチ不良”とあります。

 


ナルホドね〜 

新品の部品はもう無いので
部品でも探すとしましょうか。

 

まぁ、四年も動かしてないので
オーバーホールになりそうですネ〜。

 

と、云うことで
手頃中古部品が入手できたので
作業を開始です。

 

全面パネルを外して
スピードをコントロールする
スライドスイッチを背面から
交換します。

 

釜部もキレイにして

中々の状態になりました。

 

と、いうことで

ハイ、完了です。

 

 

 

 

 

 

古いミシンの修理なら
ミシン修理センター

 

 

 

 

 

 

 

2017.10.22 Sunday

チョッとお店が大変なことに… 工業用ミシン達に お店が占拠!?

 

 

 

大量にお預かりした工業用ミシン達に

お店が占拠されている状態ですが…

 

ちゃんと普通の修理も受け付けて

おりますのでご安心してください。

 

ミシンテーブルに糸立てに

クラッチモーターに…

 

とにかく重量級ばかりです。

 

特に!

SEIKOのLSWの後ろのミシンは

ヘッドの重量が105kgもあります。

比べると存在感というか

大きさの違いがハンパないですよね〜

 

1人じゃ持てないので

男三人でヒィヒィ言いながら

運びました。

修理については後日、詳しく

レポートする予定です。

 

こんなの普通じゃ

お目に掛かれない

ですよ〜

 

 

 

 

 

 

 

工業用ミシンの修理なら
ミシン修理センター

 

 

 

 

 

 

 

2017.09.30 Saturday

baby lock sashikoII ベービーロック 刺し子ミシンを使ったショルダーバック教室のお知らせ その2

 

 

 

“ミシンのお店 クードル”で

刺し子ミシンを使ったショルダーバッグの
見本が完成しました。

これをベースにアレンジしながら

楽しく制作します。

 

一日で完成するように

キットを制作した

気軽に手ぶらで受講できる

1Dayレッスンです。

 

ショルダー持ち手は

自由にアレンジできるように

別売りとなっており、

仕上がった作品に合わせて

店内でもお買い求めできます。

もちろん持ち込みもOKです。

 

 

 

 

 

日程が決定しました。

baby lock社のオフィシャルサイトに

掲載されていますので

詳しくはそちらをご覧下さい。

baby lock

 

 

 

 

 

ロックミシンを選ぶなら

 

 

 

 

 

 

2017.09.28 Thursday

brother PacesetterF ZZ2-B703 ブラザー ペースセッターF 上軸の固着解除と調整他

 

このbrother PacesetterF は
ずいぶん長いこと、押し入れに
入っていたモノだそうです。

 

ウンウン音は鳴るけど

全然、動いてくれないとのことで
動くように修理をお願いします

とのことです。

 

ペースセッターシリーズは当時、
ブラザー社の最先端の技術が
惜しみなく投入された

最も画期的なモデルの

一つでした。


ペースセッター以前の

“ジグザグ”と呼ばれるミシンは
「カム」と呼ばれる模様ごとに違う
円形のプラスチックパーツを

組替えることで、様々な模様縫いを

可能にしていました。


しかし、ペースセッターシリーズは
模様パターンを外周に刻んだ

薄い円形の鉄製プレートを

ミシンの内部に十数枚内蔵し、
各プレートを選択することで
模様の切替を実現しました。

 

ミシン本体内で模様を自由に

切替えられるという

非常に画期的な構造により

名を世に知らしめたシリーズです。

 


特に1970年に市場に投入された
「F」の文字をペットネームの
最後に持つペースセッターFは
フリーアーム機構を搭載し、
筒のも縫いにも対応した

唯一のモデルです。

 

このブラザー ペースセッターFは

上軸の固着でVベルトが滑って

モーター音のみが鳴っているという

状況でした。

 

模様切替のリリースボタンの動きも

シブく無理に模様選択ダイヤルを回すと

内部のスチールプレートが

歪んでしまう状態でした。

 

オイル切れで動かなくなったミシンは
時間を掛けて固着を解除すれば
ほとんどのミシンが動くようになります。

 

特にこの当時のミシンは
金属部品を多用しているので、
内部構造的には模様選択のギヤと
釜下のベベルギヤ以外はほとんど
壊れることがありません。
(ホトンドです、絶対ではありません)

残念ながら釜下のベベルギヤの
シャフト周りにクラックが入っていますが、
固定ピンより前側のみなので
今暫くは動いてくれそうですね。

 

 

 

 

 

 

 

古いミシンの修理なら
ミシン修理センター

 

 

 

 

 

 

 

2017.09.27 Wednesday

brother nouvelle 400 ブラザー 職業ミシン ヌーベル400 の目飛び、針棒の高さ調整 ミシンは嘘をつかない… の巻き

 

 

 

キルト地が目飛びして縫えないから
使えないとのことでお預かりした

ブラザーのヌーベル400なのですが…

 

 

試し縫いしてみると…

 

確かに飛んでいます。

一旦、飛出すと10〜30針は

縫い目が飛んでしまうようです。

 

ところで、布押さえに付いたキズがやたら、
多いと思いませんか?

 


押さえに針が当たった場合、
針はほぼ折れます。

コレだけのキズが付くと云うことは、
相当な数の針がダメになった
ことでしょう。

 

構造上、針と針棒は垂直に
接続されているので

通常は布押さえではスリットへ

針板には針穴に針は入り

針が布押さえや針板に当たることは

ありません… が。

 

もしも、何らかの原因で

布押さえに針が当たった場合、

どれくらいの衝撃かというと…

コレがスゴい!
MAXで1秒間に25回転という
トンデモナイスピードで加速された
凄まじい針の打突が

布押さえに刺さります。

 

この強烈なインパクトは

布押さえに当たった針が

へし折れる瞬間まで
針棒を固定しているネジ…  
つまり、針棒の高さを決めている
ネジに掛かります。


それを繰り返すと針棒の位置は
徐々に上へとズレていき
やがて、釜の剣先が針糸を
掬わなくなり、目飛びし始めます。

 

今回の修理依頼の内容の

“キルト地が目飛びして

 縫えない”といとうのは

これが原因でした。

 

それでは、ナゼゆえに
布押さえへ針先が当たるのでしょうか?

 

“針が曲がっている”

“針が曲がったまま気が付かずに

 使用している”というのが
 最も多い原因の一つなのですが…

 

ナゼ曲がるのかと云うと
●針を交換しない(針は消耗品です!!
 折れるまで使える訳じゃないデス)
●縫製時に布を引っ張る癖あがる
●何層にも重なった厚い生地を縫う
●針が布地の厚みに対して細い

●上下の糸調子が極端に強い

●布を引きだす時に解放が働かず

 針が曲がる 等々でしょうか。

 

今回は針棒の高さ調整と

剣先の出会い調整を含め、

自動糸通しのパーツの一つである
針棒スライダーの付け根部分が

衝撃で変形してズレており
針棒が上死点付近で針棒スライダーと
接触していたので

部品交換・調整もしました。

 

ついでに自動糸通しフックの
ワイヤーも変形していたので交換。

 

上糸調子ダイヤルも絞り込みすぎで

負荷が掛かり過ぎて内部パーツが

変形していたので交換及び調整。

 

この機種では有りがちですが
コントローラージャック受けが変形、

破損していたので交換。

 

プーリーにわずかにガタつきがあり

チョッと心配ですが、

交換となると上軸ごとになり、

修理費用が高額となるため

今回は見送りとなりました。

 

と云うような修理内容となりましたが…

 

ほら、この通り目飛びもなく

キチンと縫えるようになりました。

 

ハイ、完了!!

チャン・チャン

 

 

 

 

 

ミシンを修理するなら
ミシン修理センター

 

 

 

 

 

 

2017.09.26 Tuesday

JANOME MODEL 766 ジャノメ 職業用ミシン 766 布押さえ固定用ネジが折れた 折れたネジ抜き の巻き

 

 


鋳鉄製の職業用ミシン

ジャノメのMODEL766で
ボタンホーラーを取り付ける時に
止めネジが「ポキン」と折れ

布押さえを止めるネジ穴に

折れたネジの端が

残ってしまったとのこと。

 

“布押さえを固定できないので

 ミシンを使かえず

 困っているんです” とのこと。

 

何とか外そうとしてペンチで挿んで

グリグリと捻ってしまったようで
削れてネジ山が無くなってしまい

痩せてしまったとのこと。

 

折れた止めネジの端が

結構、ネジ穴から出ているのですが…

 

この部分は貫通ネジなので

構造からすると全ネジになった場合、

ネジ山に掛かる摩擦が少ないために

簡単に抜けるハズなのですが…


ネジ山が無くなって痩せるほど
力を掛けて回そうとしても

もネジが回転しないということは
ネジが斜めに入った状態で

締め込んでいる可能性が高いかな…

 


チョイと厄介な感じですネ。

 

ということで、
高級潤滑剤を使用し、暫く待って
伝家の宝刀『ネジザウルス』さまに

御出馬をお願いして… グイグイっ…

 

それでもビクともしないので

挟みトルクをアップする

マル秘テクで挟みトルクを

2倍にして…

エイっと、力を入れれば…

 

ほらこの通り〜

スッポン!  ほら抜けました!

 

やはり、斜めにネジをいれて

無理に締め込んでしまったようで

交換用に準備した新品のネジが

入りにくい… と、いうことで

タップでネジ山を切り直して…

ハイ完了。

 

ネジは真っすぐ入れましょう!!

 

これにて一件落着!!
チャン・チャン

 

 

 

 

 

 

ジャノメ 職業用 ミシンの修理なら
ミシン修理センター

 

 

 

 

 

 

2017.09.25 Monday

babylock ベビーロック 糸取物語 BL25 エアスルーの詰まり エアスルーで糸が通らない の巻き

 

“糸が通らんのよ〜”とのことで
お預かりしたベビーロックの

糸取物語BL25です。

 

 

原因として予想できるのは…

 

ポンプの故障又はエア抜け、

エアスルーとの接続。

エアスルーの接続部分または

継部分からのエア抜け。

エアスルーパイプのゴミ詰まり又は

潰れ、内部のキズ。

ルーパー部のゴミ詰まり、接続不良。


などなどイロイロあります。

 

お預かりしてエアスルーを

試してみると…

 

左側、つまり上ルーパーの方だけ
糸が通りません。

 

これでいくつか故障原因が
しぼられましたネ。

 

エアスルーの不良原因を調べるには
さまざまなチェック方法があり、
整備するひとのノウハウなのですが、
どの部分にどんな問題があるのかを
特定するのが重要です。

 

何せ超デリケートな部分、
1.2mm程の金属パイプの

組み合せなので、できるだけ

触れたくない… 触りたくない…

 

“糸は通るようになったけど…

何度もポンピングしないとできないし

修理する前の方が良かった…”

なんてことになり兼ねません。


取り外しするだけで変形や歪み、

ネジレが起こり、隙間ができて

エア漏れを起こすので
本当に気を使う部分なのです。

 

じゃぁ、どうするの?って…

正確に問題のある部分を

特定するのです。

もちろんその方法は秘密ですが…。

 

と、云うことでタイトルで

お気付きの方もいるとは思いますが、
…詰まっていますね。

 

ワイヤースレッダーで

チョチョイのチョイ。

 

ジャーン! マジで、

この程度の糸クズ?ホコリ?で

糸は通らなくなります。

 

ココまでで、作業の半分は終了です。

 

その後にパイプ内部にコビリ付いた
ゴミまで全部キレイに取るために
時間を掛けて秘密の処理を行い
全部ゴシゴシ取ってしまいます。

 

重要なのは
エアスルーで糸が通らない=
エアスルーが詰まっている!
ではありません。

 

今回はパイプの詰まりでしたが、

糸が通らない原因は

パイプのネジレや接続不良による

エア漏れ等の方が厄介で、
いろいろな状況が考えられます。

 

ワイヤースレッダーの先端は

圧力断裁してあるので

かなり尖っており、パイプ内部に

キズやミゾを付ける可能性があるため
できるだけ使用しない方が良いかも…

 

と、云うことで今回も
作業完了です。


チャン・チャン!

 

 

 

 

 

ベビーロックの修理なら
ミシン修理センター

 

 

 

 

 

 

2017.09.24 Sunday

JUKI f250-J ジューキ家庭用コンピュータミシン f250-J のメンテナンス

 

 

 

なかなか面白い修理?依頼の話しです。

ある日の午後、電話が鳴って…


“遠方なのですがJUKI f250-Jの修理が
 可能でしょうか?”とのご質問でした。

 

 

「大丈夫ですョ。料金や整備日数など

 条件が折り合えば、遠方でも

 送って頂いて整備させてい

 ただきますよ〜」

 

“では、お願いします”とのこと。

 

「…具体的にはどこが、
 どのように悪いのでしょうか?」
 っと聞くと、

 

“特に悪くなく普通に使えるのですが…
修理をお願いできますか?”とのこと。

 

…どこも悪くない????

 

続けて、

“修理に出すとブログに書いて
もらえるのでしょうか?”っとのこと。

 

 

「いやいや、修理したミシンを
 全部書いてる訳じゃので
 絶対に書く訳じゃないですし、
 むしろ書かない作業の方が

 多いですョ」と、云うと…

 

“ブログに書くのを条件に

 修理をしてもらうのは
 可能でしょうか?”とのこと。


「修理って、ミシンはどこも

 悪くないんですよね?」っと、

 再度聞くと。


“何て云うのかな…… オーバー…

 オーバーホールです”とのこと。

 

よくよくお話しを聞いてみると…

 

“時々、何となくブログを
 見ていたけど、

 無性に自分のミシンを

 ブログに書いて欲しくて
 どうしても修理を

 お願いします”とのことでした。

 

今までに無かったご依頼で

かなりの意外性があり
面白そうだったので
お引き受けすることに。

 

 

まだ新しくて、

ほとんど手を入れる必要も

無かったJUKI f250-Jですが

バッチりクリーニング&

整備しましたので、

完了次第に発送させて頂きます。

 

 

この度はご依頼を

ありがとうございました。

( ´ ▽ ` )ノ

 

 

 

 

 

とりあえずミシンのことなら
ミシン修理センター

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017.09.23 Saturday

baby lock BL68W ベビーロック 糸取物語 BL68W 針に糸が通らない ラクスルーを分析してみようの巻き

 

 


ロックミシンと云えば…

そう、ベビーロック社の糸取物語。

 

今回の修理はBL68Wなのですが、

自動針糸通し(ラクスルー)を使用しても

針に糸を通すことができないとのことで

お持ち込みいただきました。

 

この状態のままでは
どこに問題があるのか確認できないので
全面パネルを外し、

針棒に沿って取り付けられている

針糸通し機構を全体を見る必要があります。

 

まず、糸立て台を外します。
底板を外し、サイドパネルを外してから
やっと全面パネルを外すことができます。

 

以降は解析なのでチョッと長いため

飛ばして読んでもイイです。

 

この機種に搭載されている
自動針糸通し機構(ラクスルー)は
従来の針棒スライダーの構造と云うか、
スイングと云うか…
上部のスライダーと下部のスイング構造が

組合わされた、云うなれば…
ハイブリッド構造なのかなぁと〜

 

実はこの構造、

一部の高級ミシンにはすでに
搭載されていた機構なのです… が!

 

ミシンには針が1本…

いくら高級でも1本…

(ツインニードルは付くかも知れないケド)

 

1本針のミシンとは違い
4本ロックには針が左右に
付いているのですよ。

 

つまり… 右と左で2本。
糸通しフックを水平に移動させる
必要があるのですよ!

 

しかし! さすが baby lock…
鈴木製作所さま… まさに神的。

チョイとレベルが違いますね〜

 

針棒周りをじっくりと

観察すると解るのですが

ラクスルーの特長の一つに
ユルユルなクリアランスがあります。


パーツ自体はシッカリと
固定されているのに
チョッと不安になるくらいに
可動部分がフラフラで
ユレユレなのですよ。

 

クリアランスが大きいと云うか
コレがまた、絶妙な訳ですよ…


まぁ、重力を利用して

自動糸通しの下部機構自体を
吊り下げているのですが、
コレが自然の法則=神の法則に従い

可動範囲内で最も低い定位置に

必ずぶら下がる。


ユルユルのクリアランスでも
各部パーツが一番低い下の部分に
吊り下がり、その状態で調整すると

ドンピシャ百発百中で針に糸を通す…

という、まさに神的…
 
クリアランスを小さくして
遊びを無くすことで精度を上げると、
気付かないまま、曲がった針に
使用してしまったときなどに
一撃で糸通しフックを

破壊してしまう可能性が高いので、

やはり適度な“ヨユウ”というか
必要な“アソビ”が不可欠なのです。

 

それがラクスルーの特長に
具現化されているのでしょう。

 

人生にも“遊び”と“余裕”が

必要ですよね〜

 

衣縫人のスライダー回転式針糸通しや

糸取物語に搭載されている

旧ラクスルー機構では

エアスルーパイプの連結位置と

自動針糸通しの定位置が違うため

エアスルーパイプで糸を通した後で

連結を一旦、解除してから

プーリーを最適な位置まで回し

再度、自動針糸通しを使用する

必要がありました。

 

糸取物語のwaveシリーズに搭載の

ラクスルーはエアスルーパイプを

連結すると、そのまま自動針糸通しの

使用に最適な位置にセットされるため

糸通しを行うための行程が少なくなり

一段とスムーズになりました。

 

ここまで解析?解説?です。

 

と、いうことで本題に戻って…

 

今回のbaby lock BL68Wの症状は

エアスルーパイプの連結位置で

ラクスルーを使用すると

糸通しフックのスイング機構が

途中までしか降りて来なくて

糸が通せないとのこと。

 

エアスルーパイプの連結と

ラクスルーの位置決定は

物理的に連動しているので

どこかがズレているハズです。

 

エアスルーパイプを連結すると

糸通し機構を固定する機能が働き

針棒に付いているシャフトに

ガッチりとロックが掛かる仕組みに

なっていますが、

よく見てみると通常の固定位置より

針棒がかなり下に降りた状態で

作動しています。

 

何かが、ズレとりますネ… 多分。

どこだろう…

 

ぱっと見は

特に問題は無さそうに見えるけど

部品の欠落とかでは無さそうな…

 

う〜ん 判らんデス。

 

上から見ると何か不自然な…

 

自動針糸通しのスライダー部分と針棒が

平行じゃないな〜っと思って見ていると。

パーツがズレた跡が…

これじゃ、自動糸通しをしたとき

レバーから指を離すと勝手に戻ってしまう。

 

コレでほぼ正常な位置かな…

ところで何でズレたのかな?

 

…辿ってみると

取り付けの台座が何となく

歪んでいるような…

この台座部分が変形しています。

とりあえず外してチョイと叩いて

形成しなおして、仮組して

動作確認をしてみるとイイ塩梅です。

 

まぁ、こんなものですね。

 

針棒が突き上げたとは考えにくく…

連結したままだと動かないハズだし…

連結せずに糸通し機構を使用して

完全に収納されていない状態で動いたのか…

まぁ、いっか…

 

新品のパーツを

ベビーロックさんに注文して、

調整しつつ組込んで

 

さて、微調整なのですが

コレが正直、超めんどくさい…

しかた無いのですが、手間が掛かるデス。

 

調整のヒントですが、

僕の場合はどちらか片方の針を

外して行います。

調整時に糸通しフックを傷めない為で

外した方の針側にフックを下げて

反対の針穴を見ながら

フックの高さを決め調整します。

 

 

針を付けたままフックの高さ調整をすると

フックに付いている極細ワイヤーが

針に当たって曲がったり

折れたりすることがあり、

それだけで糸が通らなくなるためです。

 

まぁ、こんなものでしょう。

位置調整が完璧にできたら

スライド、フックセット、ステイ、

格納など、一連の動きを確認にして

針を付けてみましょう。

 

新品の針を付けてさぁ、テストです。

左もバッチリ!

指をレバーから離しても固定OK!

 

右もバッチリ、固定OK!

 

軽く押せば、すんなり戻って

糸を通すと同時に、糸通しフックが

上部に格納されます。

 

縫い目も美し〜い!

 


今回の修理も

これで終了とさせて頂きま〜す。

チャン・チャン!

 

 

 

 

 

ロックミシンの修理なら
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