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2016.10.25 Tuesday

RICCAR HA1 リッカーHA1 家庭用足ふみミシンのテーブル組み立て他

 

 


コトの発端は、今回のお客さまが
お知り合いの家に遊びに行ったときに
偶然、このミシンを見つけたことから始まります。

 

「ダメ元で譲ってください!って言ったら
イイヨって言われたので貰って来ました」とのこと。

 

元のオーナーさんが

テーブルが大きくて邪魔になるので
分解できそうな所は、とにかく外したとのコト。

 

と、いうことでミシンと分解されたテーブルが
お店にやって来た!

 

一応、外した全ての部品はとってあるので

心配ないとのことでしたが、

すでに破損している部品や明らかに足りないモノが…

 

確かにバラバラ、見事にバラバラ。

しかも、外さなくてイイものも…

部品は全部あるのかな…

多分、足らないかな。

 

何せ狭い店舗なので、
テーブルを組み上げるとなると
店内は満タン状態、お手上げですわ〜。

 

まぁ、欠品はどこかで手に入れればいいかな〜

 

 

ところで、余談なのですが、
来春から店舗面積が3倍になる予定です。
いまの店舗をオールドミシン&工業・特殊ミシンの展示と
修理センターとして使用し、
隣に現行最新ミシンのみのショールム&ミシン教室スペースを
オープンする予定です。
とは言え、店舗の内装は電気系を除いて
僕がコツコツやる予定なのでいつになるやら、間に合うやら…

 

閑話休題…

 

ということで、脚が組み上がった状態です。

 

余談ですが、横に転がっているシルバーの

円筒形は100V/200Wのクラッチモーターです。

 

ウチの店に来る前に、このミシンの件を
近所のミシン屋さんに相談したら
「ミシンテーブルの組み立てなんて
そんなのミシン屋の仕事じゃないよ!」って

断られたとのこと…

 

ミシン屋がミシンテーブルを組み立てなくて
誰が組み立てるのだろう…  と、いう疑問はさて置いて。

 

とにかく全部バラバラだ〜

 

何で天板のフタまで外してしまったのかなぁ…
ミシンを取付けるヒンジまで外している…
しかも、取り付け部分を破壊してるし…
合板の表面が剥離しかかってるし…

 

まぁ、ヒンジの取り付け部分は充填材で形成しなおして
金属プレートで補強すれば以外といけるかな…

 

 

と、いうことで補強用の

金属プレートを加工しております。

 

もうチョイ、削るかな〜

 

それにしても表面に塗装してある

クリアコートの劣化が著しく、

カサカサ・ガサガサで、粉を吹いています。

 

あまりに美しくない。

 

 

打ち合わせした修理メニューには

入っていませんが、


どうしても気になる…

天板のクリアのコートをし直すかなぁ

 

と、いうことで青空塗装で
チョチョイのチョイ。

 

 

細かいテクニックは秘密ですが
かなりキレイになります。

 

 

本体も併せて整備して…

 

取付けて…

 

ベルトも掛けて…

 

各部の動作確認を完了して…

 

最後に縫い確認をして、ハイ完了!!

 

自己満足ですが、

今回も美しくなりました。

 

 

 

北九州で足ふみミシンを修理するなら


 

 

 

 

2016.03.29 Tuesday

brother HA1 ブラザー HA1 足ふみミシンのオーバーホールの巻き




ブラザーの家庭用足ふみミシンで
HA1タイプのミシンです。

お年を召した同業者の間では
通称“カラス”と呼ばれています。

大きさといい、色といい…
いい言えて妙ということでしょうか。

このミシン、引取品で2ヶ月ほど展示… というか、
クロスを掛けて見えないように
隠してあったミシンなのですが
目敏いお客さまに見つかってしまい
ついにお嫁入りすることになりました。

トホホっ… お目が高い。


チョイと乾いた感じですが…

これから注油して
タップリと潤って頂きます。


ほらね、この通り… 惜しい… 欲しい…
とは言え、ミシン屋がミシンを売らない訳にはいかないので
渋々と、言うか喜んで整備させて頂きますが…
何せこの美しさ、
チョッピり後ろ髪ひかれる想いがします。


美しくオイル焼けしてこんがりキツネ色です。
あえて、このままいきましょう♥


カッコいい…


美しく潤いを取り戻して
しっとりと落ち着いた鈍い輝きが
静かに深く記憶に刻まれました。


正直、何となく手放すのが惜しくて
カバーを掛けて上に展示品を置いていたのですが…

どうか大切に使ってやってください。




 
北九州で足ふみミシンを買うなら
2015.03.15 Sunday

brother HA4-B3 ブラザーの家庭用足踏みミシンHA4-B3のオーバーホールと改造




『家庭用の足ふみミシンで程度の良いものがあれば
欲しいのですが』とのご注文を受けて2週間程すぎた頃、ついに見つけました。
さっそく便送の手配をして数日後、やって来ました。


 

ブラザーのHA4-B3の極上品です。

ミシン本体はもちろん、テーブルの状態が良いとことで

取り寄せたものですが、現物を見るまでチョッと心配でした。


さて、状態の確認ために整備に取り掛かります。

パーツの欠品や破損などは無いようです。

使用頻度も低かったようで乾燥した場所に

かなり長いあいだ置かれていたようです。


上糸調子器も糸取りバネ以外は問題無さそうです。

糸取りバネは腐食の進行具合から
新品に交換した方が良いと判断しました。


糸取りバネの新品パーツです。

沢山種類がありますが、形状やバネ圧がピッタリ合うものは

少ないのでチョイとカスタムする必要があります。


右がオリジナルで、左下が汎用の新品です。

左上は汎用を手曲げでオリジナルと同じ数値にしたものです。

かなり難度の高い作業と言えます。




下糸巻き装置は… まぁまぁですね。


足ふみからモータードライブに変えて欲しいとの

オーダーがありましたのでクリーニングを兼ねて

全て組直しました。

内蔵のライトと外付けモーターの配線は

見た目も美しくなるように特に配慮しました。

うぁ〜っ びかびかです。

本体もさることながら、

テーブルの美しさが際立ってますよね〜

ということで、あとは納品を待つばかりです。




 

北九州で足ふみミシンを購入するなら
2014.04.27 Sunday

brother HA 犬に吠えられたブラザー家庭用直線縫足ふみミシンのオーバーホール

80歳を過ぎたおばあちゃんの大切なミシンです。

娘さんからお孫さんの裾上げを頼まれるので重宝しているとのこと、

踏んでも動かないので困ってしまっているとのことです。

ご自宅にお伺いすると、玄関脇で立派に根を張る柿の木の下にデ〜ンと構える

お屋敷小屋に住む柴犬ぽい中型犬さまが、吠える吠える吠える…

烈火のごとく、まるでしっぽに火がついたように吠えられました…

玄関先で騒ぐ愛犬の吠えを聞いて

おっとりと出迎えてくれたおばあちゃんが一言、

「あの子は恋してるから、あんたに私を取られたくないのよホホッ」

ですって、ほとんど意味不明です。

おばあちゃん、ニコニコ笑いながら冗談やら本気やら…

「年金生活でお金はないからあたしゃ儲からないよ〜 」とか

「じいさんと同じでコレもついに動かなくなったよ〜 」など

言いたい放題の話しをつらつらと聞いていると

独特のペースに巻き込まれてしまい

面白いのでなんとなく引き受けてしまいました。







ミシン自体は固着による動作不良でしたが、

スラッジか布ボコリの為か送り歯の動きが悪く、

下糸巻き部品の欠損や駆動ベルトの交換など

一通りの作業は必要です。


下糸巻きが壊れたので釘を通して

それにボビンをセットして巻いていたとのこと…


 

下糸巻きの第一テンションで皿とネジとバネが欠落しているので

合いそうな組パーツを用意しました。

残念ながらブラザー製ではなくSINGER製ですが

規格的にはピッタリなので代用することにしました。


ダイヤル関係も動きがシブくなっていたので

分解してクリーニングしました。

スムーズになったのは勿論、そうとう美しくなりました。


筐体も丁寧に磨きをかけたので

この通り色白になりました。

あとは各部を組み上げて納品ですが、

納品するときに、またあの柿の木のしたのワンちゃんに吠えられるのかな〜



 

 

北九州でミシンの修理をするなら
2013.12.28 Saturday

半回転ミシンの下糸の引き上げ方法

半回転ミシンでは縫い始める前に上糸を使って
下糸を引き上げる必要があります。

下糸を巻いたボビンをボビンケースに入れて
釜にセットした後、上糸を使って
下糸を針板の穴から引け上げます。

今回はその手順です。


上糸を掛けて、ボビンを入れたボビンケースを
釜にセットします。


上糸をたるませ気味にして糸の端を軽くつまんで
プーリーを正転(手前)にゆっくり回します。

※写真では右手で糸の端を持っていますが、
左手で糸の端を持ち右手でプーリーを回します。


糸の端を軽くつまんだままプーリーを回すと
針が針穴に入っていきます。



そのままプーリーを回していくと、今度は針が上がってきます。



写真のように針を上げた状態で
つまんでいる上糸を軽く引っ張ると
下糸がスルスルと引き上がってきます。

※何度も針を上下させると釜の中で糸が絡んでしまうので
一度で糸が引き上げられなかった場合は
ボビンケースのセットと針穴に通した上糸の方向を確認して
始めからやってみましょう。



一旦、上糸と下糸の両方を持ち
下糸が確実に引き上がったことを確認します。


押さえを上げて布押さえの真ん中のスリットに
上下の糸を通して2本の糸を後ろにもっていきます。


布を挟んで布押さえを下ろせば完了で
そのままコントローラーを踏めば縫うことができます。
※布押さえは確実に下げてください。
布押さえが下がっていない状態でミシンをかけると
布が送れず同じ場所に何度も針落ちしてしまうため
糸や布が食い込む可能性があります。

 

 
北九州でミシンの修理をするなら
2013.12.27 Friday

ボビンをボービンケースへ入れる方法

今回は半回転式のミシンで必要な
ボビンをボビンケースに入れる方法です。

下糸を巻いたボビンはボビンケースに入れてからミシン本体の
釜にセットする必要があります。
慣れれば簡単なのでしっかりマスターしましょう。

まずは、下の写真のようにボビンケースに対して
糸の巻き方向が時計回りになるように入れます。



ボビンケースに小さなマイナスネジで止められているのが
糸調子板バネで下糸の糸調子を決める大切なパーツです。
マイナスネジを時計回りに回せば下糸の糸調子は強くなり
反対に回せば弱くなります。
しかし、微妙な調整が必要となることもあるので
ミシンの個性に慣れるまで上糸調子ダイヤルのみで
調整することをおすすめします。


ボビンケースの切り欠きに糸を掛けて
ケース本体と糸調子板バネの間に入るように
糸を引っぱりボビンケースに開いている窓まで持っていきます。


ボビン本体と糸調子板バネの隙間に入った糸を
上の写真の位置まで引っぱれば完了です。
糸は10cm程でカットしておくと
この後の作業で下糸を引き上げる時にスムーズにいきます。


ボビンケースの横に付いている
開閉式の羽のようなものをラッチと呼びます。
上の写真のようにラッチを開いた状態では
ボビンケース内のボビンが固定されるため
釜に入れる際に落とすことも無く、
持ちやすいのでスムーズにできます。


ボビンの凸部分を釜の凹部分に合うように奥までしっかり入れます。
このときに針の位置に注意しましょう。
針先が釜の中にあるとボビンケースに当たるため
ボビンケースが釜に入りません。
針先が針板の上にあること確認してからボビンケースをセットしましょう。
針位置を変える場合、ミシンを絶対逆回転させないようにして下さい。
プーリーを手前に回すのが正転、向こう側に回すのが逆転です。
逆回転させると釜の中で糸が食い込んで動かなくなるので注意しましょう。


これでボビンのセットが完了です。
糸は写真のように垂らしておいてかまいません。

あとは上糸を使って下糸を引き上げれば
実際にミシンで布を縫うことができます。

次回は下糸の引き上げ方です。



ミシンの修理をするなら

ブラザー黒崎






 
 
2013.12.26 Thursday

SINGER 191U シンガー191Uでの下糸の巻き方

シンガー191Uでの下糸の巻き方でです。

まずは、プーリーの中にあるストップモーションを緩めます。
手前の回せば上軸とプーリーの圧着が緩みプーリーが空回りします。
向こうに回せば上軸とプーリーが圧着されて針棒も動きます。

これは下糸巻き時に針棒が上下運動すると
空縫いで釜に糸が絡んでしまったり
針先が危険なためにプーリーのみを空転させる安全機構です。

さて、これからが本番です。


糸立て棒に糸を立てます。
右巻きでも左巻きでも特に問題はありません。


次に最初の糸案内に糸を掛けます。
ここまでは上糸の掛け方と同じです。


そして、ベッドの右手前の角に取り付けられている
テンションに糸を掛けます。

写真では見にくいですが、
小さな皿が2枚合わさっているのでその真ん中に糸を掛けます。




A. ボビンに開いている穴の一つに糸を通して
  内側から外側に向けて糸巻きのシャフトにボビンを奥まで入れます。
B. ボビンを回転させてシャフトに付いた小さなピンとボビンに削られている溝を合わせます。
C. 指で下糸巻き器の本体を押します。
D. ボビン押さえが自動で降りてきます。


ボビン押さえが降りた状態です。

左手の人差し指と親指で糸を軽く摘んだ状態で
糸をあまり張らずに軽くコントローラーを踏み
ゆっくりミシンを回して20〜30回転させボビンに糸を巻いたら
手に持っている余り糸をボビンのギリギリで切り、
あとはミシンを回して糸を巻いていきます。
ボビンに適正な量の下糸が巻けると下糸巻きが自動でハネ上がるか
滑って回らなくなるので糸を切って下糸巻き器から外して完了です。


これが、全体像です。
糸を掛けた形がちょうど大きな三角形になります。

次はボビンをボビンケースに入れる方法を掲載予定です。


 

 
北九州でミシンの修理をするなら
2013.12.25 Wednesday

SINGER 191U シンガー191Uでの上糸の掛け方

 

 

 

今回はシンガー191Uの上糸の掛け方です。

まずは背面に付いている

布押さえレバーを上げて布押さえを上げます。
これは、上糸調節器の皿を開くためです。

詳しくは後ほど説明しましょう。





布押さえが上がった状態です。
機構上、この状態になると上糸調節器の皿が開きます。
これにより調節器の奥までしっかり

糸を入れることができます。


※布押さえが上がった状態で

ミシンを逆転させないでください。

釜に糸が食い込み動かなくなります。


さて、ここからが本番です。

糸立て棒に糸を立てます。
右巻きでも左巻きでも特に問題はありません。


次に最初の糸案内に糸を掛けます。


1. 上糸調節器の皿と皿の間にしっかりと糸を掛けます。
2. 次に糸取りバネに糸を掛けます。
3. 糸案内に掛けて
4. リンク天秤の穴に糸を通します。
5. 面板の上部糸案内に糸を通します。


6. 面板の下部糸案内に糸を通します。


ここまでの全体イメージです。

A. 面板の下部糸案内から針抱きに移ります。

B. 針抱きの糸ガイドに通します。
C. 針穴に糸を通します。ミシンを正面に左手側から右に通します。

これで上糸掛は完了です。

次は下糸の巻き方を掲載する予定です。


 
 

北九州でミシンの修理をするなら
2013.12.25 Wednesday

MITSUBISHI HA1 三菱 HA1のオーバーホール


このHA1は昭和10年生まれの元気なおばあちゃんが持ち主です。

お伺いしたとき立派な萩焼きの湯のみで美味しいお茶を頂きました。

ベルトは空回りするし、ハズミ車のネジはすぐに緩むし、

縫い目はつるし、使い方が悪いのかねえ… もう年なのかねえ…

下糸を割り箸で巻くのも疲れるし…

とのことです。

下糸を箸で巻くのも疲れるし… というのも気になりましたが、

所見ですでに糸取りバネが変形しているので

他にも色々問題があるのだろうと思いました。

ちゃんと使えるようになるなら、

預かって修理して下さいとのことなので

点検して問題点があれば解消しましょうとお約束しました。



ハッピー製のモーターが搭載されていました。


糸取りバネ以外は使用できそうです。


下糸巻きのゴムが劣化膨張してボビンのロックができない状態でした。
新品のゴムに替えてゴムの厚みの変化分を調整すれば
もとのように巻けるようになりました。
 

数日後、納品のときのことです。

ミシン話しに花が咲き…

私は高校まで行かせてもらって幸せ者だょ

東筑高校に通ってたんだけど、

スカートもおばさんにミシンで作ってもらったんだょ。

こうやってヒダがたくさんあるやつ…

高倉健さんが先輩でね… とか、

昔、近くに資生堂の大きなビルがあり

そこでパートタイマーとして働いていて

四時間の約束で勤め始めたけど、

新商品がでると朝から夜遅くまで働いて

ものすごくキツかったけど楽しかったのよ。とか、

話してくれました。

やがて資生堂が鳥栖に移転になったために辞めてしまったとのこと… 

話しが尽きません。
 










 

お話しをしながら一緒にミシンの使い方を一通り確認をしましたが、

あまり自信がないとのこと。

近くまで時折来るのでもし解らなくなった電話して下さい。

タイミングを合わせてお寄りします。と言うと…

本当にありがとうね〜 

両手を合わせて拝まれてしまいました。

こちらこそご依頼ありがとうございます。
楽しいお話しを聞かせていただきました。



 

北九州でミシンの修理をするなら
2013.04.05 Friday

brother HA1-B3 ブラザーの家庭用足踏みミシンHA1-B3の出荷



店舗の窓際に台付きで展示してあった
足ふみミシンのお買い上げが決まりました。
雨の日に通りがかったお客さまが傘越しに見て一目惚れしたそうです。
今年に入って2台目となる足ふみミシンの出荷となります。
 
HA1の中でも後期型で縫い目の幅を示すメーター付きで
生産台数が少ないモデルです。

 
ヘッドのロゴやデカルのキズもほとんど無く、
テーブルもデッドストックだった本当に極上の一台でした。
サクラ散る季節にちょっぴり名残惜しい気持ちがあります。
古物商 福岡県公安員会許可第902101210015号

 

北九州でミシンの修理をするなら
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